Between the moon and the sun

EOSとEマウントアダプター MC-11雑感 


SIGMAからもEF-Eのアダプターが発売され、入手しましたので
STOK、TECHART III、SIGMA MC-11と3種類使ってきた感想を以下に。

環境は現時点ので各最新ファームとα7m2、
手元にあるのはTAM15-30、Art24、EF85/1.8、と今だけ17-40L。

それとアダプターを新しくするたび行動範囲のヨドバシ4店や、
現行以外のレンズはキタムラで展示台の端から端まで全て付けてチェックしてきました。
静止画のAF-Sに関しての感想です。
Ver2.00以降は位相差で使用、EVF露出反映OFF。

STOK
類似の中華製も同等だと思いますが、今となっては過渡期の製品で、
動作確認できたレンズも少なく、動いても大半が遅いものばかりで、
今となっては値段以外に見るところはありません。
逆にコシナZE系レンズを開放測光の便利なオールドとして使うだけなら、
これで十分かもしれません。1型で最初からEFをMFで使うつもり等でも。

TECHART III
α7m2がLA-EA3での位相差AFに対応する以前、
アダプター側のFnモードでファストハイブリットAFを謳って登場。
自分も即入手し、STOKとのスピードの違いに唖然としました。
その後、α7m2のファームアップでFnモードの優位性は薄れましたが、
Norモードとボディ側位相差AF設定で、それ以上のスピードに進化。
取材仕事もこなしました。

純正のLA-EA3もそうですが、ボディを位相差の設定にすると、
AF可能な範囲は狭くなりますが、測距点の大きさが
フレキシブルスポットSよりさらに小さくなります。
この安心感になれると、普通のEマウントレンズを使う気が無くなります。
(ターゲットが大きすぎて狙ったところに本当にあっているのか心配になる)

ただ、レンズとの相性がそこそこあり、エラーが出たり
ブラックアウトしたままになるレンズ、像面位相差AFの割には
なぜか前後ピンになるレンズなどが新旧問わず存在します。
その場合、前後ピンはボディの設定では調整できません。
逆に相性が特にいいのはSigma Artの単焦点と24-35のズームで、
AFだけに限ればMC-11よりこちらが良いところもあります。理由はMC-11の項で。

ただし手ぶれ補正内蔵レンズはボディかレンズどちらかを切らないとよりぶれますし、
ボディ側を使う場合、焦点距離オートでは適切な効果は得られません。

途中追記:暗所に限れば体感でTECHARTの方が食いつく様な・・・(要検証

SIGMA MC-11
ついに国内メーカーもこのジャンルに参入とCP+で話題を集め、ついに発売。
TAM15-30が前述のテックアートの後ピンで弱っていたところ、
動作保障外ですが店頭ですんなり動き、ピントも正確だったので購入。
同じくテックでは良い結果が得られなかった、24-70/4L、70-200/4LIS、
100Lマクロも店頭でスムーズな動作が確認できウキウキで帰ったところ、
二箇所問題を発見し愕然。

1.動作保障のSIGMAレンズだとファストハイブリットAFに強制される
欠点と言えるかどうかわかりませんが、テックアートの項で述べた通り、
位相差のターゲットの小ささにメリットを感じていましたので、
これならEマウントでいいわ。となってしまいます。
設定で選べると良かったのですが。

2.キヤノン製のレンズ、AFはできたけど…
家で17-40Lと85/1.8をじっくり試したところ、新たな問題が。

追記 その後、古いレンズ固有の問題と判明しました。
新し目のレンズでは全く問題は起きませんでした。
望遠系などはテックアート以上に快適です。

さらに追記:最新ファームにより解決済みです。

以下の現象を確認したキヤノンレンズ
20/2.8 28/1.8 50/1.4 50/1.2L 85/1.8 85/1.2L
100/2 135/2L 180/3.5L 200/2.8IIL 300/4L 400/5.6L 17-40L 24-105L

たまたまうちにあったのが二本ともヒットしていただけのようです。


注:上記のレンズで発生を確認。新し目のものでは問題ありません。
  書いてないものでも同じ頃のものは怪しいです。
  単焦点系はTECHART IIIで普通に使えますので、そちらでの使用がおすすめです。

開放では良いのですが、絞りを絞って撮影すると一枚目は
適正露出になりますが、二枚目以降は絞りが戻らずその一枚目の露出が
開放での測光結果と認識され、その出た目から指示した絞りでの
適正露出までさらに露光させようとします(結果、絞っていたほど、どオーバーになります)
これをキャンセルするには一回開放で無駄打ちする必要があります。
一度開放になれば一枚目はまた絞っても適になります。面倒ですが。

また絞り込んだ状態が維持されるため、F9あたりからは二コマ目でAFが動かなくなります。
(AFが動かない状態で一度F8より開け無駄打ちすれば、絞りが空くので一枚はそれ以上の絞りで撮影可能)

上記レンズ使用時の打開策

A1.AEは使わない。
こんな色物を使われる方は別にAEがなくても撮れる方だと思いますので、
単純な方法です。絞りは途中絞られますし、目安のバーも関係ない値を示しますが、
結果は適になります。スタジオやライブでは元からAEは使いませんので、これで大体解決です。

A2.開放で「再度押すまでAEロック」をかける。
似たような考え方ですが、最初に開放で正しい露出をAEロックし
その値を保ったままシフトさせることでも一応回避可能です。
これも目安のバーは無視してください。結果、適になります。
とっさの状況に対応し難くはなりますが、日中の散歩程度ならこちらの方が便利かもしれません。
再生やスリープなどで途中ロックが切れた場合、再度正しい値でロックをかける必要があります。

SonyはMでもAEロックが効くペンタックス方式なので組み合わせるとこともできます。
(AEロックが切れても、そのままの状態でもう一回ロックをかければズレない)
ただどちらも深い絞りで二枚目以降AFが不動となるのをキャンセルできません。

またEFマウントはご存知のように電源オフ時は絞りが全開となりますが、
このアダプター使用後は全閉じとなります。電源ONのまま外すというのもありますがあまりおすすめできず。
(社長様よりメンションを頂きソニーEマウントの仕様に従っているとのこと。そんな気はしていました。)

ちなみにテックアートは全開で終了します。
おそらく非正規のアルゴリズムをかませている模様。

それと結構重要ですが、CANON EF-SレンズはMC-11にはつきません。
(SIGMAのAPS-Cレンズはつきます。)
ちなみにテックアートには指標がないですが、CANONのEF-Sもつきます。

ご参考までに。

更に新問題?
キヤノン製のIS付きレンズはレンズ側のISスイッチと
ボディ側のISのON/OFFが連動する模様。
特にシンクロして動いている様子もないため、これ逆にぶれます。
レンズをONにしてボディを焦点距離8mmにしてごまかす?
(2016.10.27 ファームアップにより解決)

今の所認識されないのはタムロンの最新ラインの単焦点ぐらい。
(一つ前のUSDズームは70-300以外OK、更に前の2.8は動きますが遅いです)
トキナー24-70は動作を確認。レンズ側がボトルネックなのかAFが遅いです。

AFできるレンズは今までのものより広くかなり使えます。

更に微追記:キヤノン製レンズで初の不動を確認。28-135 IS。シグマ8-16もダメかも。
キヤノンEF-Sレンズ、トキナーAPS-Cレンズは物理的に装着不可。


更に追記:
絞りロック問題、ファームアップの可能性をTWITTERで社長自ら示唆。
すごい!
追記:
絞りロック問題、2016.05.13ファームアップされました。
旧ファームの方はアップデートをお勧めします。
手ぶれ補正ON/OFFについては現在のところそのままの模様。

https://www.sigma-photo.co.jp/new/new_topic.php?id=1012

更に追記:
2016.10.27
手振れ補正問題もファームアップで解決。お疲れ様でした。
起動時にフォーカスが一周する挙動も省略してくれました。

http://www.sigma-photo.co.jp/new/new_topic.php?id=1092